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あしやまとのマルセイユーアルル


フランスの生活、フランス菓子の話。日々感じたことを気儘に綴ります。
by montlivre76
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Meilleurs Vœux!!

Meilleurs Vœux!!_b0191284_15111159.jpg


明けましておめでとうございます。
新年の幕開けは初詣から。
といっても神社なんてないので教会へ。
宗教は違えどみんな同じなのでしょうか、お参りというかお祈りというか、けっこうな人々でした。
Meilleurs Vœux!!_b0191284_1517886.jpg

マルセイユの守り神 Bonne Mère にご挨拶。

年の始めは1年の抱負を考えたりしますが、日々精進、努力、目標に向かって、なんていうのは当たり前で言うまでもないので、違うことを。
今年はフランス語を真面目に頑張ろうと思います。
やらないとな~、やりたいな~では何も上達しませんね。当然のことですが。
ちょっとわかる程度では世間に出るとやっていけません(笑)。
仲間内ではやっていけるからいいか~って思っていた自分を何とかしないといけませんね。

あと、ふとしたことで自分の考えが変わったなーと思ったことがありました。
今まで、特に僕たちの職業に関してですが、経験を積むということは腕を磨くということですよね。
その経験が、腕が、自分の価値というか生きる糧というか、この道で生きていくにはこれぐらいのことはできないと、なんて思っていたわけです。自分に対しても他人に対しても。
漠然とした言い方になりわかりにくいですね・・・。
単純に言えば、その人の作る物が美味しいか美味しくないか。
いくら経験があろうが腕があろうが、美味しくなければ意味がありません。
それを商売として生きていくならなおさらですよね。
パティシエはお菓子を作る。キュイジニエは料理を作る。それ以外のこと、趣味はなくていいんじゃないか?と、極端に言えばこんな感じで思っていたわけです。
そんなことしている時間があればもっとお菓子のこと、料理のこと考えなさい!そんなんで生きていけるほどこの世界は甘くないぞ!って思っていたわけです。

でもね、それしかできないっていうのもどうなんだろう?って思うようになってきたんです。
趣味が高じて仕事になるっていうこともありますよね。
生き方っていうのは人それぞれで、30過ぎたからもう何も職業を選べないとか、そんなこと全然ありません。フランスはそういう人のための学校もきちんとありますもんね。
日本だと、30過ぎてお菓子やりたいんです、ってパティスリーに入ってくる人まずいません。
でもフランスだと当たり前のようにいるんですよね。
そういう人たちを見ていると、職業を変えるということに違和感を感じなくなりました。
可能性というのはどの人にもどんな方向にも(限りはあるでしょうが)開かれているのではないかと。
僕も、お菓子作れるからこれはできなくてもいいやって思っていたことがたくさんあるんです。
今年はそういうものに挑戦してみようと思います。
パティシエではない自分磨き。

1年の抱負のつもりが、だらだらと長くなりました・・・。
とにかく、ブログを続けるというのも抱負の中に入ってますので、今年もよろしくお願いします。
by montlivre76 | 2015-01-04 16:19

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