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あしやまとのマルセイユーアルル


フランスの生活、フランス菓子の話。日々感じたことを気儘に綴ります。
by montlivre76
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stage

今日で終わりましたが、ドイツから一人stage(研修)に来て、2週間だけですが一緒に働きました。
彼はフランス語がほとんど話せないので、何か伝えるときには英語で話さなければなりません。
だからと言って、僕が英語を喋れるわけでもないので、やっぱりフランス語になってしまいます。
フランス語が解らないのであれば、日本語で話してもいいのでは?結局わからないことは同じなはず!とも思ってみたりしたのですが、やっぱりフランス語で通しました。自分が解らない英語で話すより、相手がもっと解らない日本語で話すより、まだフランス語のほうが通じるもんですよね。
僕もフランス人から見れば異国の人なので、彼の気持ちがわかるつもりです。
何を言っているかわからない中、それでも仕事がしたい、それならば伝えるほうも簡潔に何をするのか伝えることができたら、それで十分理解できます。(普通ならね)
必要以上に単語を並べると、余計に複雑に感じてしまいます。

そんなことを考えていると、自分が初めてフランスの厨房に立った時のことを思い出しました。
今よりさらに言葉が解らない、コミュニケーションもとる余裕がない中、機材、言葉、フランスの仕事の流れ、わからないことはすぐにメモに書き留めて、なんとかみんなについて行こうと必死でした。
おかげで数字には強くなりました。なんといってもパティシエはいつもきちんと計量しますからね。
数が解らないとほんとに苦労すると思います。

と、まあ、こんなことを語る余裕が出てきたのでしょうか、それともただ懐かしんでいるだけでしょうか?
どちらにしても、この時の気持ちを忘れないようにしなければいけませんね。

昔を懐かしむときって、そろそろ次のステージへ進むときなのかもしれません。僕たちの職業に現状維持という言葉は当てはまりません。まだ具体的にどうするというのはありませんが、少しづつでも自分の目指す場所へ近づいていけたらと思います。

そんなことを、今回のスタージュに来た彼を見て思いました。

さあ、頑張ろう!
by montlivre76 | 2011-11-18 23:03

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