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あしやまとのマルセイユーアルル


フランスの生活、フランス菓子の話。日々感じたことを気儘に綴ります。
by montlivre76
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Soirée Gourmandise

やってきました第2回、Soirée Gourmandise!
勝手に名前を付けてみましたが、どうでしょう?

前回はforêt-noirでしたが、今回のテーマは〝Paris-Brest”
数日前に友人から連絡があり、
「日曜日どうしますか、マダムと娘さんの誕生日会なんですけどお菓子作りますよね?」
あれ?それって11月の話では?
すっかり僕の勘違い。
何も考えてなかったので何作ろうかな?と思っていたら、すでに決められていたようです。
前回もそうでしたがParis-Brestもクラシックなお菓子です。こういうお菓子って作る側も楽しいんですよね。
そのお菓子に纏わる話であり、伝統的な手法であり、今まで人から人へ伝わってきたものが現在、未来へと伝わっていく。そのお菓子を自分が表現するなら・・・?と、考えているだけで楽しくなってきます。
個人的に好きなんでしょうね、クラシックなお菓子が。自分の好み、相手の好みも含め、ほんとにいい人達に出会えたと思っています!

特に時間は決めていなかったのですが、少し遅れたかなと思い行ってみるとまだ誰も来ていません・・・。(18時)前回は15時から用意しましたからね。
そこで招待客の人数を聞いてびっくり、総勢14人!
え?その半分くらいかと思ってたんですが・・・。
まあでも、人数多いほうが楽しいですよね。
なのでリクエストは「大きいpari-brest」です。14人分。

マダムに教えながら、友人が助手をしてくれながら下準備をしている間に、続々とみんな集まってきます。
今回僕はほとんど材料を用意していません。こちらのご夫婦が揃えたもので仕上げることになっていたので。
その中でもこれだけは!と思い持っていったもの、プラリネ風味のショコラです。
Paris-Brestと言えば、プラリネのクリームが基本です。やはりそこは外せませんよね。
あとはある物でどんな形に持っていくか考えます。それもまた楽しい。

apéroもマダムが(娘さんと一緒に)用意してくれていて、楽しいsoiréeが緩やかに始まりました。
僕とマダムはほとんどキッチンにいたのですが、そのおかげでいろんな話ができました。マダムは料理人ではないけれど、それに近い感覚の人なので話をしていてとても楽しかった。僕はマダムの料理を見ていて、フランス料理ってこういうもんだなーとしみじみ感じました。出されるお菓子のテーマがクラシックなら、料理もクラシックなんです。だから話が合うんでしょうね。(思い違い?)
料理が終わり、大きなparis-brestにろうそくを19本。そう、娘さんは19歳になりました。
両親の元を離れ、今は一人リヨンで暮らしています。明日にはまたリヨンに戻るということで、マダムはとてもさみしそうでした。お決まりの歌を歌いろうそくを消すというときに、やはりここは2人で(マダムと娘さん)という声もあり、2人でろうそくを消しました。なんとも微笑ましい情景。見ているこちらも嬉しくなる、幸せな時間とはこういう時なのかもしれませんね。
僕がカットしてみんなに取り分けます。こちらのご主人は甘いものが大好きで、ほんとにおいしそうに食べてくれます。うれしいですね。皆さん気に入ってくれたようでよかった。

時計を見るともう23時。楽しい時間はあっという間ですね。
帰り際にマダムはスープを渡してくれました。気に入っておかわりしていたからかな?
カリフラワーと人参とコリアンダーの種のスープ。
お土産までいただき、ほんとに楽しい楽しいsoiréeでした。
by montlivre76 | 2010-11-01 17:50

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